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memoream

R-8-1


梯子を登って出た先は宇宙のような空間だった。(宇宙かどうかは分からないが星が見えてていた)
再び8面体。 スカルとゴーストが浮かぶ。
また巨大なサイズになっている。その前面はぽっかりと空いている。
近づいて見ると8面体は実態がなくその中を通過する
「信じられない。星がいっぱい見える。」黒須はつぶやいた。

【注釈】
この最後のセリフ「信じられない。星がいっぱい見える。」は1979年にFM東京で放送されたラジオドラマ「2001年宇宙の旅」をの中でボーマンが言ったセリフと同じだ。また黒須が入って行こうとしている多面体は木星の巨大なモノリスと同様な見かけといえる。
ボーマン船長はモノリスの内部に宇宙を見ていた。黒須は多面体の中に宇宙を見てる。これはある種のゲートなので宇宙空間を移動するときに見える景色なのかもしれない。
多面体の表面にスカルが見えるのと同様に、星々がスカルに見えても不思議な事ではあるまい。

スカルは死の象徴でもあり、死は再生のスタートとも言えるのだから。